毒ガス移送(1971)
毒ガス撤去闘争にともない、米軍は沖縄に貯蔵されていた毒ガス化学兵器をジョンストン島へ移送した。移送作業は住民の不安と緊張の中で55日間におよんだ。致死性ガスだけに、トラックにはウサギを同乗させるなどの警戒ぶりだったが、沿道住民の安全は無視される形となった。1971(昭和46)年7月。沖縄タイムス社刊『写真記録 沖縄戦後史』より