コザ(現沖縄市)騒動(1970)
コザ市で発生した米兵車両による人身事故の処理をめぐって、住民と米兵が対立した。MPが米兵をかばって立ち去らせようとしたことに端を発し、近くに駐車していた米人乗用車73台が、集まった群集に焼き打ちされるという大事件にまで発展した。この事件は糸満町の主婦轢殺事故に対し、米兵が無罪判決を言い渡されたという軍事裁判の直後だったために、一連の米軍がからむ事件事故に対する住民の抵抗として受け取られた。1970(昭和45)年12月20日。沖縄タイムス社刊『写真記録 沖縄戦後史』より