木綿浅地流水に菊団扇文様袷衣裳(裏花色地紅型)
白地型。袷仕立ての琉装の衣裳で、士族の冬の衣裳として着用されたもの。裏布の桃色の衿が表に返され、浅葱(あさぎ)色と鮮やかに対比している。「花色」(ハナは本来「端」のこと)と呼ばれる桃色は、ここでは赤の薄い色ということ。丈113.0cm 裄64.0cm。沖縄県立博物館蔵