「しつこいぼうずめ!」
それを知った北谷王子は、言うが早いか、ゆうれい退治(たいじ)に出かけました。
そして、うわさどおりの場所に黒金座主のゆうれいが立っているのを見ると、えいっとばかりにきりつけました。
黒金座主のゆうれいは、青白い火の玉を散(ち)らして消えていきました。
そして、それっきり姿(すがた)を現(あらわ)しませんでした。
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