1839年   フランス政府、世界初の写真機(ジルー・ダゲレオタイプカメラ)公開。フランス人、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが発明
1853年 5月 ペリー艦隊の従軍写真家ブラウン・ジュニア、8日間の滞在中、那覇の天久聖現寺で地元民の写真を撮影
1854年 5月 ペリーが箱館を視察した際、従軍写真家ブラウン・ジュニアが松前藩用人・遠藤又左衛門と従者達を撮影。日本最古級の写真の一つ
10月 総理官らの撮影を要求していたアメリカ艦隊、天久聖現寺で総理官、那覇地方官らを撮影
1857年 9月 島津斉彬が湿式写真機の実験。家臣に肖像を写させ自らも撮影を試みる
1860年   咸臨丸で渡米した福沢諭吉、写真館の娘と記念撮影
3月 上野彦馬が長崎から江戸に出て津藩邸に滞在、旗本らを撮影して評判になる
1862年   この春、アメリカ人から写真術を習った下岡蓮杖(40)が横浜で日本初の写真館を開く
1864年   第2回遣欧使節の一行、エジプトのスフィンクスの前で記念撮影
1868年   明治元年
1870年 5月 イギリス人ブラックによる写真入り雑誌『The Far East』創刊
1871年   散髪令発布で、チョンマゲに名残を惜しむ人々で各地の写真館が大繁盛
1872年   この年、アメリカのマイブリッジ、競馬の連続撮影の実験。映画の発端
8月 司法省、殺人犯人の写真を撮り始める
1873年 6月 県民に礼拝させることを目的に、奈良県令・四条隆平(たかとし)が出願した天皇の肖像写真下賜を政府が許可(「御真影」の起源)
1875年 5月 東京・神田の女学校が初の卒業記念写真を撮影
1876年   東京で初の写真雑誌『写真新文』創刊
1877年   長崎の写真師・上野彦馬が門弟2人とともに西南の役に従軍。日本初の従軍カメラマン
1881年   アメリカのハウストン、ロールフィルム使用のカメラを発明
1888年 8月 「讀売新聞」に写真掲載。新聞写真の初め
1893年   この年、エジソンが活動写真を発明
9月 沖縄初の新聞「琉球新報」創刊
1895年   この年発刊された『袖珍沖縄旅行案内』に、後の上之倉写真館の広告(沖縄初の写真館の広告)
3月 日清戦争に出征する兵士の間で写真撮影が流行。兵士の家族も同伴して撮影したため東京の写真屋が大繁盛
12月 フランスのリュミエール兄弟、パリのカフェで11本の映画を一般公開。映画の誕生と言われる
1896年   この年、又吉写真館が開業
1899年 6月 東京で写真術を取得した山城正択、泉崎で写真店開業
10月 『太陽』第5巻第23号に「琉球風景−那覇明治橋、泊古橋、崇元寺」掲載
1900年 6月 4月に写真館・清容館を開業した吉村貞、東宮成婚記念で計画された「沖縄県学校写真帖」を委託され、県下80校を撮影
1901年 2月 写真同盟(山城写真館・清谷館写真所・岩満館写真館)設立
12月 木村伊兵衛、東京市下谷金杉上町にて生まれる
1904年 4月 大本営に写真斑が設置される。日露戦争に従軍し前線の写真5000枚を撮影
11月 第1回「パリ国際写真サロン」開催
1908年 3月 時事新報社、全日本美人写真コンクール実施
1909年 10月 土門拳、誕生
1912年   『日本写真帖』(東京日本橋・ともゑ商会)に「首里城、崇元寺、波之上、那覇港」などの写真が掲載される
1912年   大正元年
1914年   久野写真館、学校卒業記念写真を始める
1915年 1月 東京の女学生の間で写真を写すことが大流行
1917年   親泊朝擢『沖縄県写真帖』刊行
1918年   アサヒ写真館(平岡実)、那覇上之蔵通りで開業
10月 山田實、那覇市東町に生まれる
1921年 2月 最初の大衆向けカメラ雑誌『カメラ』(アルス社)創刊
4月 鎌倉芳太郎、沖縄女子師範学校教師として赴任
6月 那覇で球陽写楽会(写真同好会)結成
1922年 1月 朝日新聞社が日刊グラビア誌『アサヒグラフ』創刊
1923年 6月 『アサヒグラフ』主催の写真競技会開催
11月 週刊『アサヒグラフ』創刊
1924年 12月 独のライツ社、初の35ミリサイズカメラ「ライカA型」を完成、翌年発売
1926年 10月 朝日新聞社が『アサヒカメラ』創刊
1926年   昭和元年
1929年 10月 小西本店、初の国産写真フィルム「さくらフィルム」発売
1930年 1月 東松照明、愛知県名古屋市に生まれる
1932年   日本光学工業(現ニコン)、国産「ニッコール」レンズの製造開始
5月 木村伊兵衛ら月刊写真雑誌『光画』創刊
1933年   このころからマグネシウムを使った夜間撮影が普及
木村伊兵衛、ライカで撮影した「文芸家肖像写真展」(銀座紀伊国屋ギャラリー)開催
9月 名取洋之助・木村伊兵衛らが「日本工房」(第一次)結成
1934年   コダック社、35ミリ「135フィルム」発売
1月 富士写真フィルム株式会社創立。国産フィルム量産を発表
10月 木村伊兵衛ら、海外向けグラフ雑誌『NIPPON』創刊
1935年   夏、木村伊兵衛来沖。約1ヶ月滞在し那覇の市場などを撮影
コダック社がカラーリバーサルの「コダクローム」発表
1936年 8月 ベルリン・オリンピックの写真を同盟通信が初めて日本に電送
9月 ロバート・キャパ、スペイン・コルドバ戦線で「崩れ落ちる兵士」を撮影
11月 米で週刊写真報道誌『ライフ』創刊
12月 写真と絵でみる『那覇今と昔』、琉球新報に連載
1937年 8月 精機光学工業(現・キャノン)発足。製品を「キャノン・カメラ」として発売開始
1938年   比嘉康雄、移民の子としてフィリピンに生まれる
石川文洋、沖縄県首里鳥堀に生まれる
瀧口修造ら「前衛写真協会」設立。シュールレアリズムの影響
1939年 10月 平良孝七、沖縄県大宜味村喜如嘉に生まれる
1940年   このころ、ローズ写真館の園田実信によって着色写真が始められる
1月 坂本万七・土門拳・柳宗悦ら、日本民芸協会同人と来沖
11月 小西六がコダクローム方式の初の国産カラーフィルムを発表
1941年 9月 街頭のスナップ写真屋が流行
1942年   米国のコダック社、カラープリント用ネガフィルム「コダカラー」発表
2月 対外宣伝グラフ雑誌『FRONT』(東方社)創刊(〜1944)
4月 『アサヒカメラ』休刊
1945年   仲村良栄が米軍司令部情報課のカメラマンとして焦土沖縄を撮影
1946年 1月 カメラ雑誌『カメラ』(アルス社)復刊(創刊は1921年)。坂元万七・土門拳・福田勝治らのグラビア
4月 福田勝治、『カメラ』(アルス社)でヌード発表
1947年 5月 ロバート・キャパら7人、協同組合形式の通信社「マグナム・フォトス」をニューヨークに設立
1948年   水島源晃、那覇市楚辺で南宝写真館を開業→53年、国際通りに移転
桑原甲子雄、写真雑誌『カメラ』の編集長に
1月 林忠彦、雑誌『小説新潮』に、織田作之助・坂口安吾・太宰治ら文学者のポートレートを発表(〜1952年12月号)
5月 杉山吉良、戦後初のヌード写真の個展「裸体群像」展(銀座松坂屋)開催
7月 『毎日グラフ』(毎日新聞社)創刊
『沖縄タイムス』創刊号発行
9月 木村伊兵衛・土門拳らが日本写真家集団結成
1949年   (株)アメリカンフォトサービス、浦添村牧港外人商社街で創業
太陽カラーフォートサービス、那覇市浮島通りで開業
7月 第1回沖展、那覇市崇元寺前の旧沖縄タイムス社本館で開催(〜3日)
1950年   名渡山愛誠、宮古で写真同好会を結成
『岩波写真文庫』創刊
1月 土門拳、『カメラ』1月号から月例コンテスト選者。リアリズム写真を提唱。名取洋之助らが反論。論争は1954年ごろまで続く
3月 リコーが低価格の2眼レフ「リコーフレックス」発売。2眼レフ流行に先鞭をつける
『日本カメラ』(日本カメラ社)創刊
6月 日本写真家協会結成(会長木村伊兵衛)→1951.3第1回展
10月 『アサヒカメラ』復刊
石井彰・稲村隆正・大竹省二ら「集団フォト」結成。木村伊兵衛・土門拳顧問
1951年 9月 日本写真協会(PSJ)設立
1952年   水島源晃・又吉真三ら12名、「沖縄写真倶楽部」創設
金城棟永(22歳)米軍基地内売店で購入したBOXカメラで、このころから撮影を始める
5月 国産初の一眼レフ「アサヒフレックス1」発売
7月 写真展「ミス今日は」(沖縄資生堂化粧品店)開催。琉球新報紙創刊7周年記念
8月 『アサヒグラフ』、原爆被害写真を初公開、即日売りきれ
1953年   山田實帰郷、写真機店開業
5月 H・カルティエ=ブレッソンの写真集『一瞬に消え去る心像』が『決定的瞬間』と翻訳され『アサヒカメラ』に連載
1954年 5月 ロバート・キャパ、死去(40歳)
6月 毎日新聞社『カメラ毎日』創刊
ロバート・キャパ「日本の印象」写真展
12月 沖縄タイムス社、初の写真集『基地沖縄−カメラで捉えた10年』発行
1955年 5月 「紫雲丸」事件。乗船中のアマチュア・カメラマンが撮った写真が新聞に掲載され、人命救助か記録かで論議
9月 濱谷浩、『カメラ』9月号で「裏日本シリーズ」発表
1956年   那覇地区写真業組合設立
山川写真館(山川元亮)、名護で開業
波之上写真館(大城勝一)、那覇市若狭町で開業
トーマ・カメラ(当真嗣栄)、コザ市センター通りで開業、66年ライカム通りに移転
濱谷浩、写真集『雪国』(毎日新聞社)刊行
3月 第8回沖展開催。この回から写真部創設
「ザ・ファミリー・オブ・マン写真展−われらみな人間家族」展(日本橋高島屋ほか)。NY近代美術館創立25周年記念展
4月 ユネスコ万国著作権条約が日本で発効。著作者の死後30年、写真と応用美術は刊行後最低10年
5月 奈良原一高、最初の個展「人間の土地」(銀座松屋ギャラリー)
1957年   濱谷浩、写真集『裏日本』(新潮社)・『辺境の町』(平凡社)刊行
土門拳、『写真サロン』に「日本の伝統シリーズ・沖縄八重山獅子舞」を発表
1月 日本写真批評家協会の第1回新人賞に東松照明・中村正也
写真批評家クラブが「日本写真批評家協会に改称発足。第1回新人賞に東松照明・中村正也
4月 カルティエ=ブレッソン写真展(高島屋)開催。「決定的瞬間」展示
6月 ウイリアム・クラインの写真集『ニューヨーク』が輸入され、「ブレボケ写真」が話題に
1958年   第1回ナハカラーフォート展展(琉米文化会館)。会長;上地一史
写真展「空から見た大那覇市」(大越百貨店)
4月 『沖縄グラフ』刊行。沖縄初の写真ニュース誌
12月 「二科会沖縄支部」結成(絵画部22名、写真部11名)
井上隆治、那覇港に到着。約4週間滞在し、2800枚を撮影
1959年   富士フイルム・石井彰写真教室(沖縄タイムス社)。波之上海岸で撮影会
小橋川フォート(小橋川門福)、那覇市久茂地で開業
オリンパス光学工業、小型カメラ「オリンパスペン」発売
東松照明、『アサヒカメラ』誌に「占領」シリーズ発表
4月 山田實、沖縄ニッコールクラブ設立。第1回展開催(以後毎年開催)
5月 東松照明・奈良原一高・細江英公ら「VIVO」結成(〜1961)
1960年   沖縄大学写真クラブ結成
第1回全琉高校写真コンテスト(沖縄タイムスホール)
ザ・キーストン・フォト・サービス、宜野湾市真栄原で創業
写真集『沖縄』(小橋川門福・山川元亮)出版
濱谷浩、写真集『怒りと悲しみの記録』(河出書房新社)刊
1月 土門拳『筑豊の子どもたち』(パトリア書房)刊行。10万部販売
1961年   深瀬昌久、写真展「豚を殺せ」(銀座画廊)
1月 現代写真展1960(東京近代美術館)
岡本太郎『忘れられた日本−沖縄文化論』刊
1962年   濱谷浩、先島取材に来沖、琉球新報写真教室講師に招かれる
1月 「NON−現代写真家10人による写真展」(銀座松屋)開催。リアリズム写真に反発
キャパの「戦争写真展」(山形屋)開催
8月 東松照明「ナガサキ11時02分」が第2回国際報道者進展で入賞
1963年   濱谷浩、雑誌『太陽』(平凡社)の取材で2度目の来沖
「戦前の首里・那覇をしのぶ写真展」(那覇琉米文化会館)開催
日本のカメラ生産、西ドイツを抜いて世界一に
3月 オリンパス光学工業、世界初のハーフ判一眼レフカメラ「オリンパスペンF」発売
6月 沖縄タイムス社、東京との間で写真電送開始
12月 「日本リアリズム写真集団」結成
1964年   写真史に関する国際会議第1回「国際写真史批評シンポジウム」、ジョージ・イーストマン・ハウス国際写真博物館で開催
荒木経惟、「さっちん」で第1回太陽賞受賞
7月 『現代の眼』(中平卓馬が編集者)8月号グラビア「I am King」に森山大道のブレボケ写真掲載
11月 開高健と朝日新聞社の秋元啓一、『週刊朝日』にベトナム戦争ルポの連載を開始
1965年   木村伊兵衛写真教室(沖縄タイムスホール)開催
川田喜久治、写真集『地図』刊行
立木義浩、『カメラ毎日』に「舌出し天使」掲載、日本写真批評家協会新人賞受賞
森山大道、『カメラ毎日』に「ヨコスカ」発表
4月 岡村昭彦、ベトナム戦争報道で海外プレスクラブ写真報道賞を受賞
10月 『写真集 おきなわ今と昔』(月刊沖縄社)発行
12月 UPIの沢田教一が撮った「安全への逃避」が世界報道写真展(ハーグ)で最高賞受賞。1966年、ピューリッツァー賞受賞
1966年   水島源晃・山田實・当真荘平・親泊康哲に画家の安谷屋正義、「現代写真家・五人展」(沖縄タイムスホール)
第1回沖縄タイムス芸術選賞秀作選抜写真展(沖縄タイムスホール)開催
岩谷武二写真教室(首里博物館)開催
写真集『コンテンポラリー・フォトグラファーズ』刊行。「コンポラ写真」の言葉が生まれる
1月 高梨豊、『カメラ毎日』に「東京人」連載
4月 沖縄写真連盟設立(会長・水島源晃)。水島源晃・当真荘平・親泊康哲・名渡山愛誠ら発起人。5月、第1回展開催
5月 UPIカメラマン・沢田教一にピュリツァー賞
1967年   写真四人野外展(琉球政府中庭)。沖縄で初の写真野外展。水島源晃・山田實・当真荘平・親泊康哲
沖縄写真連盟、林忠彦を招き奥武島撮影会
石川文洋『ベトナム最前線』(読売新聞社)出版
森山大道、『カメラ毎日』に“狩人”発表
沖縄アサヒペンタックスクラブ結成(会長;津野力男)
高梨豊、第5回パリ青年ビエンナーレ写真部門で大賞受賞
東松照明、写真集『家』刊行
森山大道、『カメラ毎日』に“にっぽん劇場”発表
1968年 1月 東京 銀座に「ニコンサロン」開設
5月 『カメラ毎日』6月号「日常の情景について」で“コンポラ写真”を取り上げる
6月 日本写真家協会主催「写真100年-日本人による写真表現の歴史展」開催
10月 カメラで見る戦後史−報道写真展(タイムス・ホール)開催。沖縄タイムス創刊20周年記念
11月 多木浩二・中平卓馬・岡田隆彦・高梨豊ら『PROVOKE』創刊(〜1970.3)
1969年   水島源晃、第1回写真展「明日を拓く青年」(リウボウ)
平敷兼七、写真展「オキナワ・南灯寮」(沖縄タイムスホール)
『アサヒカメラ』復刊20周年「沖縄大撮影会」(首里・中城公園)。講師:木村伊兵衛・稲村隆正・中村正也・奈良原一高
(株)ペトリカメラ沖縄センター、那覇市松山で設立
平良孝七、写真集『沖縄・百万県民の苦悩と抵抗』(新時代社)出版
2月 東松照明、『アサヒカメラ』の特派として初来沖し2カ月取材。山田實が身元引き受け人となる
6月 写真に見る沖縄明治百年展(デパート・リウボウ)開催
8月 東松照明、写真集『OKINAWA沖縄OKINAWA』発行
1970年   ニッコールクラブ沖縄撮影会(中城公園)。講師:三木淳・篠山紀信・横須賀功光ら
吉岡攻、写真集『沖縄69-70』(写真群1970)出版
栗原達男、『オキナワ-写真報告1961〜1970』(朝日新聞社)出版
平敷兼七、『カメラ毎日』3月号にて「故郷の沖縄」作品発表
親泊康哲、写真展(沖縄タイムスホール)
中平卓馬、写真集『来るべき言葉のために』(風土社)刊行
藤原新也、『アサヒカメラ』に「インド発見100日の旅」発表
荒木経惟、『ゼロックス写真帖』70部を手づくりし発表
篠山紀信、写真集『nude』(毎日新聞社)刊
3月 大阪万国博覧会開催(〜9.13)
10月 ピュリツァー賞受賞のUPIカメラマン澤田教一、カンボジアで死亡(34歳)
12月 『ライフ』国際版休刊→1972年、日本版も廃刊
1971年   比嘉康雄、写真展「生まれ島沖縄」(沖縄タイムスホール)開催
荒木経惟、写真集『センチメンタルな旅』出版
5月 鎌倉芳太郎の写真原版、琉球新報(夕刊)に「よみがえれ沖縄の国宝」として連載
6月 平井順光、第1回写真展「ザ・ヌード」(琉球新報ホール)開催
山田實、第1回個展(沖縄タイムス第2ホール)
10月 「写真にみる戦前の沖縄」展(琉球政府立博物館)開催
1972年   写真集団「ざこ」結成
水島源晃、写真展「山田真山画伯」(沖縄タイムスホール)
『アサヒカメラ』連載「東松照明・沖縄通信」で水島源晃・胡屋永幸・平良孝七・比嘉豊光が紹介される
東松照明、那覇で沖縄日本返還を迎え、住民票を取り寄せてそのまま1年間滞在
森山大道、『写真よさようなら』(写真評論社)刊行
3月 平良孝七、第2回写真展「パイヌカジ」(琉球新報ホール)
4月 比嘉康雄、写真集『生れ島・沖縄』(東京写真専門学院出版局)刊行
5月 石川文洋、写真展(リウボウ)開催
8月 『写真にみる沖縄戦後史』(沖縄タイムス)発行
1973年   写真展「ベトナムと沖縄展」(沖縄タイムスホール)開催
中平卓馬、『なぜ、植物図鑑か』(昌文社)刊
阿波根昌鴻、写真集『米軍と農民』(岩波新書)出版
3月 東松照明、宮古島へ移住し7カ月間滞在。『カメラ毎日』に「太陽の鉛筆 沖縄」連載
桑原甲子雄、初の個展(銀座ニコンサロン)
4月 ユージン・スミス写真展「水俣一生・その神聖と冒涜」(池袋西武)
『写真批評』創刊。編集・桑原甲子雄
5月 沖縄特別国体「若夏国体」、奥武山競技場を中心に開会
1974年   写真学校WORK SHOP開校(八汐荘)。講師:東松照明・森山大道・荒木経惟ら
第1回全琉写真連盟展(リウボウ)
水島源晃、第9回沖縄タイムス芸術大賞受賞
玉城惇博、写真個展(沖縄物産センター)
3月 写真展「ニュー・ジャパニーズ・フォトグラフィー」(ニューヨーク近代美術館)開催
5月 木村伊兵衛、死去(73歳)
7月 「15人の写真展」(東京国立近代美術館)開催。森山大道・中平卓馬・篠山紀信・荒木経惟らの若手作家紹介
1975年   平良孝七、写真集『パイヌカジ』出版
荒木経惟、漫画雑誌『ガロ』に「浪漫写真」連載
5月 水島源晃・石井春雄・国吉和夫・平井順光ら、写真誌『フォート真』創刊号刊
篠山紀信、雑誌『GORO 』で「激写」シリーズ開始。第1回は山口百恵
7月 屋良勝彦、写真集『現代沖縄の百人』刊行
9月 東松照明、写真集『太陽の鉛筆』刊(毎日新聞社)
11月 日本現代写真史展「終戦から昭和45年まで」(池袋西武美術館)→『日本現代写真史1945〜1970』(平凡社)刊行
1976年   比嘉康雄、「おんな・神・まつり」で第13回太陽賞受賞
大城弘明、写真展(写真広場あーまん)
第1回3大学合同写真展(写真広場あーまん)
4月 北井一夫、「村へ」で第1回木村伊兵衛賞受章
5月 白川義員の写真を合成した作品につき、東京高裁がマッド・アマノのモンタージュ手法を認める判決(パロディー裁判)。原告上告。
8月 写真広場「あーまん」第1回合同写真展(那覇市西消防署裏 あーまん)。以後、自主ギャラリー運動を展開
11月 沖繩体験をまとめた東松照明『朱もどろの華』出版
12月 沖縄県商業写真家協会発足(会長・水島源晃)。会員に安里盛昭・伊志嶺隆・玉城惇博・平井順光・屋良勝彦ら
1977年   アマチュア写真団体の全日本写真連盟沖縄支部結成
平良孝七、「パイヌカジ」で第2回木村伊兵衛賞受賞
6月 沖縄県商業写真家協会(会長・水島源晃)、第1回コマーシャルフォト展(沖縄物産センター)
8月 沖縄戦記録写真展「これが沖縄戦だ」(沖縄三越ほか)開催
9月 中平卓馬、意識不明となり記憶を失う。そのご失語症と記憶喪失
10月 東松照明・比嘉康雄・平良孝七、写真談義(ラ・ポーラギャラリー)
11月 世界初の自動焦点カメラ「ジャスピンコニカ」を小西六写真工業(現・コニカ)が発売
1978年   写真同人誌『あーまん』発行
深瀬昌久、写真集『洋子』(朝日ソノラマ)刊
石内都、写真集『APARTMENT』(写真通信社)刊行
5月 結成10年を迎えた沖縄県写真師連合会が沖縄の写真の歴史をまとめた本を発行(編集責任者・高江洲朝栄)
7月 全日本写真連盟沖縄支部の全会員が7・30交通方法変更時の記録を取材し、第1回支部展「レンズでとらえた730写真展」開催
8月 琉球新報社『写真集・むかし沖縄』を編集刊行
1979年   比嘉康雄、写真集『神々の島−沖縄久高島のまつり』(平凡社)出版
『木村伊兵衛名作全集』(世界文化社)刊行
沖縄写真連盟会長に津野力男選任
3月 「ぬじゅんin沖縄・大和写真展」(ダイナハ)開催
7月 小橋川共男、写真集『御万人(うまんちゅ)の心』(那覇出版)刊行
11月 篠山紀信、「大激写展」(ダイナハ)
1980年   全日本写真連盟の八重山支部結成
比嘉康雄、写真集『琉球弧・女たちの祭』(朝日新聞社)出版
荒木経惟、「アラーキー」の異名を名乗り始める
3月 写真展「ぬじゅんin沖縄 '80写真は南から」(ダイナハ)開催
那覇市企画部市史編集室、写真集『那覇百年のあゆみ』刊行。琉球処分百年記念出版写真集
レニー・リーフェンシュタール写真展「アフリカの異星人ヌバ」(西武美術館)開催
4月 『写楽』(小学館)創刊
5月 写真の歴史「映像からみた写真の歴史展」(山形屋7階催事場)開催
6月 「ロバート・キャパ展」(ダイナハ)開催
1981年   沖縄県芸術祭写真部門を支援発展させる目的で沖縄県写真協会発足(会長:比嘉康雄)
屋良勝彦、写真展「中国進貢使路の旅」(沖縄タイムスホール)開催。写真集同時出版
写真集『やんばる100年』(那覇出版社)発行
この年、自然をテーマにした写真集が50点以上出版され、「ネイチャーフォト」のジャンルが定着する
1月 東松照明、写真展「いま!東松照明の世界展」、全国を巡回(〜1984.7)
9月 写真雑誌『写真時代』創刊。森山大道、「光と影」を連載
10月 写真週刊誌『FOCUS』(新潮社)創刊
親泊康哲、写真集『続アシャゲの遊び』刊行
1982年   石川真生『熱き日々・キャンプハンセン』出版
阿波根昌鴻、写真集『人間の住んでいる島』出版
比嘉康雄・宮里千里、「神々の島久高島〜写真と音展」(那覇市民ギャラリー)
沖縄県写真協会、復帰10周年記念写真展「カメラ・アイ沖縄の戦後詩〜アメリカ世から大和世へ」(リウボウ)開催
嘉納辰彦、写真展「島からの風」(国吉ギャラリー)
1月 砂川勝巳、写真集『オキナワ紀聞』(双葉社)刊行
平良孝七、写真集『沖縄1961年〜1981年カンカラ三線』(三一書房)刊行
10月 鎌倉芳太郎『沖縄文化の遺宝』(岩波書店)刊行
1983年   「ユージン・スミス展」(沖縄三越)
那覇市職労青年部、反戦写真展(那覇市役所ロビー)
藤原新也、『東京漂流』発表
10月 日本初の写真美術館「土門拳記念館」が山形県酒田市に開館
「現代美術における写真−1970代の美術を中心として」展(東京国立近代美術館)開催
1984年 4月 85東松照明ワークショップ伊江島開催
5月 『木村伊兵衛写真全集』全4巻(筑摩書房)刊行
7月 東松照明・山田實・平良孝七・比嘉豊光、沖縄タイムス紙で「沖縄の状況と写真」と題し座談会
9月 『写真集 沖縄〜失われた文化財と風俗』(那覇出版社)刊行
1985年   安里盛昭、写真展「神の里・粟国島 シマンチュとシチビ」(県民アートギャラリー)開催。同写真集出版
「日本の24時間」をテーマに世界の写真家100人が全国取材。岩宮武二、来沖
小橋川共男、写真報告・第10回視点大賞受賞作品「魚わく海・白保」写真展(久茂地公民館)
平敷兼七・嘉納辰彦・石川真生ら、同人写真誌『美風』出版
ラブ・オーシュリ、「光で描かれた!昔写真展」(リウボウ)開催
金城盛和、写真展「遺骨収集」(名護博物館ギャラリー)開催
土田ヒロミ、写真集『ヒロシマ』(佼成出版社)刊
2月 ミノルタカメラ、自動焦点1眼レフの「ミノルタα7000」発売
4月 『カメラ毎日』、4月号で終刊
8月 北海道東川町、「写真の町」を宣言し国際展開催
10月 平井順光、写真集『生れ島 西表』刊行
1986年   沖縄写真連盟創立20周年記念回顧展(沖縄タイムスホール)
大城信吉、写真展「浜から」(ギャラリー匠)開催
石川文洋、『戦場カメラマン』(朝日文庫)出版
金城盛和、第11回視点で奨励賞受賞
5月 大田昌秀監修『写真集 沖縄戦後史』(那覇出版社)刊行
7月 富士写真フィルム、レンズつきフィルム「写ルンです」発売
8月 大石芳野、写真集『沖縄に活きる』(用美社)刊行
11月 日本初の写真部門を持つ美術館、川崎市民ミュージアム開館
1987年   平敷兼七、写真展(沖縄大学市民ギャラリー)
平良孝七、写真集『パイナップルものがたり』出版
比嘉豊光、写真展「SAMMER沖縄」(画廊匠)
全日本写真連盟沖縄県支部、『10周年記念作品集』出版
石川真生、写真展「ライフ・イン・フィリー」(那覇市民ギャラリー)
垂見健吾、写真展「マチグワーのあんまーたち」(第1牧志公設市場)
『シンディ・シャーマン写真集』(パルコ出版局)刊行
4月 大石芳野、写真展「沖縄に生きる」(沖縄三越のち名護市、石垣市)開催
8月 国吉和夫、写真集『基地沖縄』(ニライ社)出版
『青い目が見た大琉球』(ニライ社)。編・著:ラブ・オーシュリ/上原正稔
9月 『写真記録 沖縄戦後史』(沖縄タイムス)発行
「きらめく太陽、ひろがる友情」をスローガンに海邦国体夏季大会が県奥武山水泳場で開幕
10月 『写真記録 沖縄戦後史』沖縄タイムス編、発行
1988年   小橋川共男、写真集『石垣島・白保サンゴの海』出版
平敷兼七・嘉納辰彦・石川真生ら、「美風・合同写真展」(那覇市民ギャラリー)
大石芳野、写真集『沖縄の原像・内と外との相克』(ニライ社)出版。仲程昌徳共著
石川文洋、講演会「沖縄出身カメラマンが見たベトナム」(NTT沖縄会館)
小橋川共男『石垣島・白保サンゴの海』が日本ジャーナリスト会議(JCJ)奨励賞受賞
8月 平井順光、写真展「ふるさとの詩」(ギャラリー南都/那覇市)
10月 屋良朝栄、写真集『天使たちの詩』(南島社)刊行
1989年   平成元年
1989年   比嘉良治、写真集『シャツの鼓動』出版
二科会写真部沖縄支部、『創立30周年写真集』刊行
石川真生、写真展「フィリピン」(那覇市民ギャラリー)開催。写真集同時出版
比嘉康雄、写真展「神々の古層 巡遊する祖霊神」(サロン・ド・ミツ)
國吉和夫、写真展「街の記憶」(画廊沖縄/那覇市)
平井順光、写真集『沖縄の祭り』出版
1月 「フォトシンポジウムin沖縄89 芸術の中の風景について」(名護市民会館)開催
3月 ロバート・メイプルソープ死去(42歳)
横浜美術館開館。写真部門と常設の写真ギャラリーを設置
11月 日本カメラ博物館が東京 一番町に開館
1990年   嘉納辰彦、写真展「南米」(那覇市民ギャラリー)
伊志嶺隆、写真展「72年の夏OKINAWA」(那覇市民ギャラリー)
名護市史別巻1・写真集『名護ひとびとの100年』出版
沖縄県写真協会、「第1回全琉秀作写真選抜展」(那覇市民ギャラリー)。以後毎年開催
沖縄県写真連盟25周年記念「フォート・サミット・インOKINAWA'90」(沖縄タイムスホール)開催
本橋成一、写真展「老人と海・与那国島」(沖縄山形屋)開催。同名の写真集(朝日新聞社)刊行
コダック社、フォトCDシステムを発表
3月 大田昌秀監修『写真集 沖縄戦』(那覇出版社)刊行
「表現としての写真150年の歴史」展(セゾン美術館)
4月 石川真生、写真展「港町エレジー(那覇市民ギャラリー)。同名の写真集を同時刊行
6月 「東京 都市の視線」展(東京都写真美術館)開催
7月 『大琉球写真帖』発行。第11回沖縄タイムス出版文化賞(特別賞)受賞
9月 井上孝治、写真展「ヤマトゥンチュがとらえた30年前の沖縄」(那覇市役所ロビー・沖縄三越)
9月 「写真の過去と現在」展(東京国立近代美術館)開催
9月 土門拳、没(80歳)
12月 林忠彦、没(72歳)
比嘉康雄、沖縄大学土曜教養講座で「久高島のイザイホー 祭祀経過を中心に」のテーマで講演
1991年   金城規克、写真集『ILLUSION』刊行
フォトシンポジウムin沖縄'91 環境と視点」開催
石川真生、写真展「沖縄芝居・仲田幸子一行物語」(リウボウ)開催。写真集同時出版
沖縄県地域史協議会「地域史における写真集合評会」開催
石川文洋『報道カメラマン』(朝日文庫)出版
吉嶺全ニ、『沖縄・海は泣いている』(高文研)出版
「横井謙典とへんな仲間たち 海からのメッセージ展」(那覇市民ギャラリー)開催
小橋川共男、写真展「白保ものがたり」(那覇市民ギャラリー)開催
篠山紀信、『water fruit』『Santa Fe』(いずれも朝日出版社)刊行
3月 写真史の研究目的に日本写真芸術学会設立
4月 「日本写真の転換 1960年代の表現」展(東京都写真美術館)開催
5月 井上孝治、写真展「あの頃」(沖縄三越)開催。同時に写真集『あの頃』(石川真生編集・沖縄タイムス)出版
9月 「日本の写真、1970年代 凍結された「時の記憶」展(東京都写真美術館)開催
10月 宜野湾市、市史別冊・写真集『ぎのわん』発行
11月 篠山紀信、『Santa Fe』(朝日出版社)刊行
1992年   勇崎哲史、写真集「大神島・記憶の家族」(平凡社)刊行。1972年から3度にわたる宮古・大神島(平良市)の全家族を記録
沖縄写真連盟・写真教室「沖縄を斬る」(沖縄タイムスホール)開催
石川文洋、写真展と講演会「戦場そして人間」(沖縄市文化センター)
国吉和夫・池宮城晃、写真展「戦跡・基地1975〜1992/復帰の世相1971〜80」(沖縄山形屋)開催
4月 入江泰吉の全作品を収蔵する奈良市写真美術館開館
5月 「写真で考える沖縄戦後史展(パレットくもじほか)」開催。『こだわりの眼 写真で考える沖縄戦後史展』(沖縄タイムス社)刊行
5月 比嘉康雄、写真集『生まれ島・沖縄 アメリカ世から日本世へ』(ニライ社)刊行
6月 ロバート・メイプルソープ展(東京都庭園美術館)
11月 勇崎哲史『大神島記憶の家族』(平凡社)出版
11月 沖縄県写真協会、創立10周年記念誌『おきなわ写真の歩み』発行
12月 東松照明、「SAKURA+PLASTICS」展(メトロポリタン美術館/ニューヨーク)
1993年   桑原甲子雄・荒木経惟、「ラブ・ユー・トウキョー」展(世田谷美術館)開催
1月 比嘉康雄『神々の古層(10)海の神への願い〜竜宮ニガイ(宮古島)』(ニライ社)刊行
2月 日本リアリズム写真集団沖縄支部結成
3月 垂見健吾、写真展「琉球人の肖像」(牧志第1公設市場ほか)開催
フリーカメラマン伊志嶺隆、交通事故で逝去(47歳)
4月 坂本万七写真展「戦前・戦後の沖縄風物詩」(リウボウホール)開催
5月 平良孝七、写真展「平良孝七の世界」(名護市民会館)。30余年撮り続けたネガ等15万点の資料を名護市に寄贈
比嘉康雄の『神々の古層』が第43回日本写真協会年度賞受章
中村幸裕、写真集『ヌジャン』(那覇出版)刊行
6月 藤原真也、写真集『南島街道 沖縄』(スイッチ・コーポレーション)発行
小橋川共男、写真展「多良間の八月踊り」(リウボウホール)開催。多良間村村制施行80周年記念写真集同時発刊
7月 日本リアリズム写真集団沖縄支部設立記念展「それぞれの視点」(那覇市民ギャラリーほか)開催
「時代をひらいた写真家たち 1960〜70年代」展(東京都写真美術館
10月 エアードルフィン(那覇市)が航空写真撮影など事業開始
1994年 3月 伊志嶺隆、遺作写真展(那覇市民ギャラリー)開催。『伊志嶺隆遺作集』刊行
5月 安里盛昭、写真展「アリグラフィーと写真展」(那覇市民ギャラリー)
花城勝子、写真展「アートエマルジョンの世界」(那覇市民ギャラリー)
6月 浦本寛史、写真展「法則〜生と死の狭間で〜」(サロン・ド・ミツ)
8月 写真展「やんばるの自然と現状」(那覇市民ホール、ギャラリー)
山田實、写真展「復興途上の那覇・首里」(那覇市民ギャラリー)開催
10月 大竹昭子『眼の狩人 戦後写真家たちが描いた軌跡』刊
11月 津野力男、写真展「日々是好日」(画廊サロン・ド・ミツ)開催
1995年 1月 東京都写真美術館正式開館
第5回フォトシンポジウムin沖縄'95(名護市民会館)
3月 嘉納辰彦、写真展「もうひとつのウチナー」(那覇市民ギャラリー)
「よみがえる戦前の沖縄写真展」(沖縄山形屋)開催。撮影:小林純岡山大学名誉教授
金城棟永、写真展「私の歩んだ写真の記録」(那覇市民ギャラリーほか)開催。同名の写真集刊行
5月 石川真生、写真展「沖縄と自衛隊」(那覇市民ギャラリー)開催
6月 戦後50周年写真展(県庁県民ホール)。太平洋戦争・沖縄戦終結50周年沖縄平和祭特別企画
戦後50年沖縄 写真ひろば「あーまん」連続写真展(県民アートギャラリー)
7月 新嘉喜祐司、写真展「ROSY 62夢物語」(リウボウホール)
東松照明展−戦後日本の光と影(那覇市、平良市)開催
比嘉豊光、写真集『'95夏沖縄・50年目のレクイエム』(ゆめあーる)刊行
8月 日米5社共同開発の「ASP写真システム」発表→1996年製品化
砂守勝巳、写真集『漂う島とまる水』(株式会社クレオ)刊行
比嘉豊光・田名住一・大城弘明、写真ひろば「あーまん」三人展 戦後五十年沖縄(那覇市民ギャラリー)
写真集『よみがえる戦前の沖縄』(沖縄テレビ編集・沖縄出版)発行
9月 平良孝七、回顧写真展(リウボウホール)
小橋川共男、写真展「琉球弧 美ら海紀行」(銀座キャノンサロン)。同名写真集発行
荒木経惟、写真集『沖縄烈情』(株式会社新潮社)刊行
1996年   写真シール機「プリント倶楽部(プリクラ)」流行
東松照明、写真展(東京国立近代美術館フィルムセンター)
2月 石川真生・國吉和夫、二人展「沖縄の米軍」(那覇市民ギャラリー)
3月 若手写真集団30人展「感景」(県民アートギャラリー)
4月 「荒木経惟ラビリンス写真ショー&ビデオショー」(リウボウホール)開催
『写真でつづる那覇戦後50年』(那覇市)発刊
5月 山城博明、写真展「甦れトキ色の翼−紅鶴(ホンクー)を訪ねて」(リウボウホール)
11月 沖縄基地を見る目〜阿波根昌鴻撮影伊江島写真記録と資料展(県立図書館)開催
あづま写真館創業65周年記念「親子五人展〜写真に生きる〜」(名護市民会館中ホール)
1997年 1月 第6回フォトシンポジウムin沖縄97・NAGO「写真が歩いてきた道・ハイテク&ローテク」(名護市民会館、名護市中央公民館)
2月 嘉納辰彦、久高島ミュージックキャンプの記録写真展(久高離島振興総合センター)
5月 写真学究会5人展「FROM写真TO写真・視覚刺激&ホログラフィー」展(那覇市民ギャラリー)
今泉真也、写真展(宜野座村立博物館)
6月 篠山紀信、写真集『少女たちのオキナワ』(新潮社)出版
『オキナワグラフ』創刊40周年記念写真展「おきなわ・今昔」(沖縄銀行本店ロビー)開催
7月 復帰25周年記念展「元日本兵が見た戦後沖縄−渡辺憲央写真展」(那覇市文化局歴史資料室)
8月 「写真甲子園97」で豊見城高校が特別賞受賞
9月 荒木経惟、写真展「荒木展」開催。オーストリアのウィーン・セセッション会館100周年記念
9月 自然保護運動に尽力した水中カメラマン吉嶺全二、逝去(62歳)
11月 全日本写真連盟沖縄支部、20周年記念作品集刊行
12月 記録写真集『与那国沈黙の怒濤どぅなんの100年』(与那国町)出版
1998年 1月 著作権法改正。写真の保護期間を死後50年に延長
山城博明、写真集『報道カメラマンの見た復帰25年 OKINAWA 沖縄』(琉球新報社)刊行
東松照明、写真集『時の島々』(岩波書店)刊行。文・編:今福龍太
3月 比嘉康雄、写真展「母たちの神−琉球弧の祭祀世界95年・宮古島」(画廊サロン・ド・ミツ)開催
金城規克、写真展「蘇生と風化・彩空間」(那覇市民ギャラリー)
水島源晃、写真集『人びと・私のアルバムより』刊行
6月 沖縄県写真協会(津野力男会長)が県知事と県教育長に「県映像資料センター」設置を要請
石川文洋、戦争と平和写真展(沖縄市民ギャラリー、県民アートギャラリー)
水島源晃、逝去(80歳)
石川真生、「女性写真家のまなざし−1945〜1997」(東京都写真美術館)に出品
7月 大塚勝久、写真集『南の風』(琉球新報)発行
8月 沖縄県公文書館収集写真展「アメリカが記録した戦後沖縄」(県公文書館展示室)
9月 県内初の女性だけの公募展「うない写真展」(とまりん3Fホール)開催
12月 勇崎哲史、写真展「光の絵日記 沖縄・宮古・八重山1971-73年、そして1990年代」(那覇市民ギャラリー)開催
1999年 1月 写真展「カジマーイ12人の眼」展(那覇市民ギャラリー)
第7回フォトシンポジウムin名護・OKINAWA'99(名護市民会館)
5月 石川真生、写真集『沖縄芝居 仲田幸子一行物語』刊行
8月 山田實、写真展「40年の軌跡」(那覇市民ギャラリー)
12月 仲里効、写真エッセー集『ラウンド・ボーダー』(APO)刊行
2000年 3月 中村正也、写真展「苑生の女」と講演(フジビル4F)。不二フォートギャラリーオープン記念
屋良勝彦、写真展「写心帖 1970〜1999」(那覇市民ギャラリー)
4月 比嘉豊光、写真展「ナナムイの記録」(平良市内の西原地区公民館)開催
金城吉男、写真集『ヤンバルクイナの見た夢は』(琉球新報社)出版
5月 新里義和、「写す」展(リウボウ美術サロン)
比嘉康雄、腎臓がんのため死去(61歳)
『写真記録 沖縄世替り30年』琉球新報)刊行
7月 金城棟永、写真展「よみがえる鼓動 沖縄1953〜1963」(JCIIフォトサロン/東京都千代田区)
岡本太郎、写真集『岡本太郎の沖縄』(日本放送出版協会)刊行
8月 高野生優フォートアイ展「虚像と実像との融合」(那覇市民ギャラリー)
2001年 5月 那覇市教育委員会、「市教育史・写真集-写真で見る那覇市教育のあゆみ-」刊行
比嘉康雄回顧展(那覇市民ギャラリー)開催。写真集『光と風と神々の世界』発行
7月 比嘉豊光、『光るナナムイの神々』(風土社)刊行
9月 東松照明、個展「さくら 桜 サクラ写真展」(佐喜真美術館)開催
2002年 1月 吉田ルイ子、写真展「華齢な女たち」(リウボウホール)開催
4月 山田實、写真集『こどもたちのオキナワ1955-1965』(池宮商会)刊行
7月 東松照明、沖縄県主催「沖縄マンダラ」展(浦添市美術館)開催。同名図録刊行
琉球烈像−写真で見るオキナワ「フォトネシア/光の記憶・時の果実 復帰30年の鼓動」(那覇市民ギャラリー、前島アートセンター)
「沖縄を見続けた写真家−平良孝七の世界」展(名護市民会館ほか)開催。写真集『太陽と風とカンカラ三線』発行
10月 津野力男、写真集『陰翳礼賛』刊行
2003年 1月 山田實、写真展「時の謡 人の譜 街の紋−山田實写真50年」(那覇市民ギャラリー)開催
東松照明、写真展「25年目の沖縄、宮古展」(平良市内)開催