沖縄へのこだわり 写真は時代や年月がたてばたつほど、その資質が問われるような気がする。 復帰の日から今日まで、僕はそれなりに沖縄にこだわり、写真、映像を撮り続けてきた。基地の風景、金武の女達、5月15日(復帰の日)、6月23日(慰霊の日)、戦争の傷跡、南風の神々、宮古西原ナナムイヌンマ達、ユタ達の今、そして島クトゥバの記憶、沖縄の日常的風景の記録、記憶として。
2002年5月3日付「沖縄タイムス」紙 「復帰30年・不在の検証(5)−重層なる「沖縄」を記録」 より抜粋