●港川人の発見(みなとがわじんのはっけん)

港川人が発見された,具志頭村港川。

 1967(昭和42)年,沖縄県具志頭村の石切り場から化石人骨が発見され,1970(昭和45)年に本格的な発掘調査がおこなわれました。
 標高20メートルの石灰岩台地のフィシャー(裂け目)につまっていた土の中から,シカやイノシシなどの化石とともに,数体の化石人骨が出土しました。年代測定の結果,およそ1万8000年前の人類であることがわかりました。
 これらの化石人は,発掘場所の地名にちなんで「港川人(みなとがわじん)」と名づけられ,日本の旧石器人として国際的に紹介されました。



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