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鳩間節(ハトゥマブシ)/ 03:01 伊良波尹吉により、元曲「鳩間中森」のテンポを早くし、日本舞踊などの手を入れて創られた踊り。鳩間島の美しさと、五穀豊穣を予祝した歌詞で、村人の喜びを軽快に表現した作品。 |
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金細工(カンゼークー)/ 04:53 那覇の辻(遊廓)を舞台にした作品で、登場する三人の心理描写がコミカルに表現された打組み舞踊(雑踊り)。カンゼークーとは鍛冶屋のことで、ここでは簪などの細工職人を意味する。雑踊りの中でも特異な存在で、無言劇風の構成をとり、地謡の歌にあわせて進行する。玉城盛重が明治20〜30年代に振り付けた舞踊。 |
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花風(ハナフウ)/ 05:49 雑踊りの中で準古典ともいわれている。那覇の港から船出する愛しい人を三重城の丘から見送る遊女の別れの切なさをしっとりと表現している。髪を辻結いにし紺地の絣を帯を使わないウシンチーにして着、肩に花染手巾、手に日傘をもち白足袋で踊られる。 |
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谷茶前(タンチャメー)/ 03:50 谷茶とは沖縄県本島北部恩納村にある漁村のこと。若い男女が働く喜び、生きる力を表現した雑踊りである。男は櫂を持ち、女は海の幸を入れるバーキ(ザル)を持ってたくましい振りをみせる。 |
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貫花(ヌチバナ)/ 04:34 紺地の着物を、右肩袖ぬきにした娘たちの、貫花を持っての振りはいかにも庶民的でさわやかな踊りである。芝居のサービス芸として、振り付けられたものだが、今日では群舞にあるいは一人踊りにと幅広い構成をみせ、多くの場で演じられている。 |
写真:砂川敏彦 |