ある日、天女が家の中にいると、庭の方で、ないている弟のために姉が子守り歌をうたうのが聞こえてきました。

その子守り歌の中で、なくしたはずの羽衣が、くらの中にかくされていることを知った天女は、
「行かないでー、お母さん」
とないてお願いする子どもたちに心を残しながらも、天女の羽衣を着て、天に上っていったんだって。

二人の子どものうち、女の子は按司(あじ)の奥さんになり、男の子は察度(さっと)という立派な琉球国の王様になったってさ。

奥間や天女が水あびをした森の川は今でも宜野湾市にのこっているよ。