| むかし、今の宜野湾市(ぎのわんし)に奥間という若者がいた。奥間は、毎日畑仕事がおわると、 森の川というきれいな泉で体をあらったり、くわやかまなどをあらっていたって。 |
| ある日、奥間がいつものように森の川に行くと、きれいな女の人が水あびをしていて、近くの木の枝には、見たこともないようなきれいな着物がかけてあった。 あまりの美しさに奥間は、その着物をそっと取ると家に持って帰って、くらの中にかくしてしまった。 |
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| そして、知らんふりをして森の川にもどると、着物をなくして困(こま)っている女の人に、 「どうしたんですか」 と声をかけた。 すると女の人は、 「この木の枝にかけておいた私の着物がなくなっているのです」 「それなら、私の家はすぐ近くにあるから、いっしょに行きましょう。そしたら着物をかしてあげますよ」 と言って、女の人を家に連れて帰って着物をかしてあげたって。 |