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いいことを聞いたと名幸タンメーは、この日もむかえに来たキジムナーから身をかくし、屋根の上に上って、
「ケッケレーケー」
と一番鳥の鳴き声をまねしたんだって。
「たっ、たいへん、一番鳥だぁ」
と家のある山へ帰ろうとしたんだけど、時間の早いことに気づいてふり返ってタンメーの家を見ると、屋根の上でクバのうちわを持ったタンメーがニワトリのかっこうをして鳴いていたって。
「あい、タンメーよー。こんなところで何してるぅ。早くおりないと落ちてケガするよ」
ばれてしまったタンメーがしかたなく、屋根をおりようとすると、ちょっと力が入ってしまったものだから、思わず「ぷぅっ」とおならが出てしまった。
そのしゅんかん、
「あげぇ」
キジムナーが屋根の上からまっさかさまに落ちてしまった。
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