首里金城町の石畳道

 

 災いを除き、福を招くとされる石柱。中国を起源とするもので、石敢当(いしがんとう)と刻んだのは、石にたいする信仰にもとづき、災厄を除く意味を明示するためだとされる。中国古代の武人名に由来するという説は俗説。
 沖縄だけでなく北は青森県まで分布しているが、最も多く見られのは沖縄で、立てる場所はT字路の突き当たりや道の曲がった地点、ときおり四辻にも見られる。高さは1メートル内外。
 最近では、コンクリートや大理石の既製品が主流となっていて、立てるのではなく、はめ込む場合が多い。