
玉城村
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一般には屋根に据えた屋根獅子のことをシーサーと呼び、村の入り口などに置かれた石造りの獅子を石獅子と呼ぶ。
獅子は13世紀から14世紀にかけて中国から伝わったとされ、魔除けである。石獅子が建造物に付随して現われたのは1477(尚真1)年、首里城歓会門の築造のときで、正面両脇に据えられた。
屋根に置かれる獅子(シーサー)は、陶製あるいは漆喰(しっくい)で作られたもので、瓦葺きの普及によって屋根に据えられるようになった。
しかし、瓦屋根が減少し、鉄筋コンクリート建ての住まいが増えた現在、石獅子に代る家の守護神として、門柱や玄関など、さまざまな場所に居どころを移している。 |