本部町具志堅の神ハサーギ
神を招き、祭事を行なう場所のこと。建物の有無とは関係ないものであるが、そこに建てられた祭祀用の建物も「神アシャギ」と呼ばれるようになった。
建物は、四方とも壁のない四柱造りの竹茅葺きだが、現在ではほとんどがコンクリート建てとなっている。沖縄本島の国頭地方では、軒が低くなっている。
琉球王国時代、裕福な民家では、王府からの来賓などをアシャギと呼ぶ離れで迎えたことから、神アシャギは神へ「アシー(飲食物)」を差し上げ歓待する場という意味ではないかと言われている。