大きなホラガイ(巻貝)に柄をつけたヤカン。宮古地方ではブラヤクヮンと呼ぶ。 貝の口に近い中間の胴部に穴をあけ、そこへ鈎(かぎ)状の木の枝を差し込んだり、縄を通して柄とした。 鉄製のヤカンや鍋がいきわたる明治時代頃まで使用されていたが、宮古や八重山では戦後も畑小屋などで使われていた。
収蔵および写真提供: 沖縄県立博物館