鎌(かま)には、ふつうの草刈り鎌、田畑の畔や周囲の草をなぎ払うための大鎌のほか、稲刈り鎌やキビ刈り鎌、粟刈り鎌などがある。
 写真にある自家製の粟刈り鎌は波照間島のもので、粟を刈る専用の鎌である。手のひらの中に柄を握り、親指と人さし指で上下から挟むように刃を持ち、穂の茎を刃と親指の間に挟んでもぎ取るように刈り取る。

収蔵および写真提供: 沖縄県立博物館